「食べ放題、何分にするのが一番いいのか」 この悩みはずっと続きます。
Yahoo!知恵袋でも、 「2時間食べ放題で閉店が来たらどうなるか」「ラストオーダー後はどうなるか」という質問が多く見られます。 つまり、お客さんもルールを気にしています。
先に結論
- 時間制限は“長いほど良い”ではありません
- 判断は
1席あたり売上と1席あたり粗利で行います - 最終入店時間とラストオーダーの明示は必須です
2026年に時間設計が重要な理由
- 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)
- 帝国データバンク: 価格転嫁率は39.4%(2025年7月、調査開始以来最低)
価格転嫁率 は、
上がったコストを販売価格にどれだけ反映できたかの割合です。
価格を上げにくい時期ほど、時間設計の差が利益差になります。
判断式
1席あたり売上 = 客単価 × 回転数
1席あたり粗利 = 1席あたり売上 × 粗利率
この2つを、60分・90分・120分で比較します。
かんたん例
- 客単価 2,800円
- 90分運用の回転数 2.0回
- 粗利率 52%
1席あたり売上 = 2,800 × 2.0 = 5,600円
1席あたり粗利 = 5,600 × 0.52 = 2,912円
120分に延ばして回転数が1.5回に落ちるなら、 粗利が下がる可能性が高いです。
現場でよくある失敗
1) 時間制限だけ決めて最終入店を決めない
閉店をまたぐトラブルが起きやすくなります。
2) ラストオーダーを曖昧にする
提供負荷とクレームが増えやすいです。
3) 稼働率の高い曜日を混ぜて判断する
平日と週末は分けて見る必要があります。
今週やること
- 60/90/120分の想定回転数を作る
- 1席あたり粗利を比較
- 最終入店時間とLO時間を明文化
- 店頭・予約導線に同じ文言で表示
- 2週間後に回転率とクレーム件数を確認
まとめ
食べ放題の時間制限は、 接客ルールではなく利益設計です。
数字で比較して、 回る時間を選ぶと運用が安定します。