「売上はある。でも通帳は増えない」 この状態、月商50万円台の小さな店で特に起きやすいです。
Yahoo!知恵袋にも、 「売上50万、原価15万、人件費15万は平均か?」という相談があります。 数字が近い店ほど、同じ壁に当たりやすいです。
先に結論
- 問題は売上ゼロではなく、引く順番の設計ミスです
- 食材費だけでなく、固定費と人件費まで入れて見るのが必須です
- 改善は“全体改革”より、上位3商品の粗利改善が早いです
2026年に厳しさが増す背景
- 厚生労働省: 2025年度の最低賃金は全国加重平均1,121円(前年比+66円)
- 帝国データバンク: 2026年の食品値上げは4月までに累計3,933品目
小さい店ほど、 人件費と仕入れの上昇がそのまま手元資金に響きます。
まずこの式で手元残りを出す
手元残り = 売上 - (食材費 + 人件費 + 家賃 + 光熱費 + 決済手数料 + その他固定費)
難しい話は不要です。 まず1か月分をこの順で引くだけで、どこで消えているか見えます。
ミニ例(相談に近い形)
- 売上: 50万円
- 食材費: 15万円
- 人件費: 15万円
- 家賃: 8万円
- 光熱費: 3万円
- 決済手数料・その他: 2万円
手元残り = 50 - (15 + 15 + 8 + 3 + 2) = 7万円
この7万円から税金や突発費用が出るので、 「働いているのに残らない」と感じやすくなります。
ここを直すと効きやすい
1) 売れ筋3商品の粗利を上げる
客数を増やす前に、1注文あたりの残りを増やします。
2) 営業時間のムダを削る
客数が少ない時間帯を30分短縮するだけで、 人件費と光熱費が同時に軽くなることがあります。
3) 仕入れの小口高頻度を見直す
少量発注の回数が多いと、単価とロスが上がりやすいです。
今週やること
- 先月1か月分で手元残りを計算
- 売れ筋上位3商品の実質粗利を確認
- 低採算時間帯の営業を見直し
- 仕入れ頻度とロスをチェック
- 来週、手元残りを再計算
まとめ
月商50万円台で苦しい時は、 気合いより先に「引く順番」を整えるのが近道です。
数字を1回そろえるだけで、 どこを直せば残る店になるかが見えてきます。