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飲食店の月商50万円台、なぜ利益が残らない?(2026): 先に引く順番を変える

売上がゼロではないのに、生活費が残らない。小さな飲食店で起きやすい『引く順番のミス』を、実例と計算式でわかりやすく解説します。

公開 2026年2月17日
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目次

「売上はある。でも通帳は増えない」 この状態、月商50万円台の小さな店で特に起きやすいです。

Yahoo!知恵袋にも、 「売上50万、原価15万、人件費15万は平均か?」という相談があります。 数字が近い店ほど、同じ壁に当たりやすいです。

先に結論

  • 問題は売上ゼロではなく、引く順番の設計ミスです
  • 食材費だけでなく、固定費と人件費まで入れて見るのが必須です
  • 改善は“全体改革”より、上位3商品の粗利改善が早いです

2026年に厳しさが増す背景

  • 厚生労働省: 2025年度の最低賃金は全国加重平均1,121円(前年比+66円)
  • 帝国データバンク: 2026年の食品値上げは4月までに累計3,933品目

小さい店ほど、 人件費と仕入れの上昇がそのまま手元資金に響きます。

まずこの式で手元残りを出す

手元残り = 売上 - (食材費 + 人件費 + 家賃 + 光熱費 + 決済手数料 + その他固定費)

難しい話は不要です。 まず1か月分をこの順で引くだけで、どこで消えているか見えます。

ミニ例(相談に近い形)

  • 売上: 50万円
  • 食材費: 15万円
  • 人件費: 15万円
  • 家賃: 8万円
  • 光熱費: 3万円
  • 決済手数料・その他: 2万円
手元残り = 50 - (15 + 15 + 8 + 3 + 2) = 7万円

この7万円から税金や突発費用が出るので、 「働いているのに残らない」と感じやすくなります。

ここを直すと効きやすい

1) 売れ筋3商品の粗利を上げる

客数を増やす前に、1注文あたりの残りを増やします。

2) 営業時間のムダを削る

客数が少ない時間帯を30分短縮するだけで、 人件費と光熱費が同時に軽くなることがあります。

3) 仕入れの小口高頻度を見直す

少量発注の回数が多いと、単価とロスが上がりやすいです。

今週やること

  • 先月1か月分で手元残りを計算
  • 売れ筋上位3商品の実質粗利を確認
  • 低採算時間帯の営業を見直し
  • 仕入れ頻度とロスをチェック
  • 来週、手元残りを再計算

まとめ

月商50万円台で苦しい時は、 気合いより先に「引く順番」を整えるのが近道です。

数字を1回そろえるだけで、 どこを直せば残る店になるかが見えてきます。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

月商50万円でも営業を続けられますか?

可能ですが、固定費と人件費の配分を見直さないと資金繰りが厳しくなりやすいです。

最初に何を計算すればいいですか?

売上から『食材・人件費・家賃・光熱費・決済手数料』を順番に引いた手元残りを出してください。

原価率が低ければ安心ですか?

食材費だけ低くても、家賃や人件費が重いと赤字になります。全体で見る必要があります。

すぐできる改善はありますか?

売れているのに粗利が薄い3商品から、量目・価格・セットを調整すると効果が出やすいです。

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