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値上げが怖い? 価格転嫁率39.4%時代の「失敗しない値上げ」3ステップ

「上げなきゃまずい。でも上げたら客が減る」——この板挟みから抜け出す方法は、商品を3分類して、短く伝えて、2週間だけ追うこと。

更新 2026年2月18日
価格転嫁値上げ飲食店客離れ原価管理2026
目次

値上げしないと厳しい。でも、値上げしたらお客さんが離れるかもしれない。

この板挟み、いま多くの小さな飲食店が抱えています。 でも「怖いから動かない」のが、実は一番危ないんです。

先に結論

  • 一律で上げない。商品ごとに上げ幅を3段階に分ける
  • 判断基準は原価率だけでなく1品あたりの粗利額
  • 告知は短く、事実を先に出す

いまの現実

  • 帝国データバンクの調査: 価格転嫁率は39.4%(コスト上昇分をそれだけしか転嫁できていない)
  • 中小企業庁の調査: 53.5%(調査方法で差が出るが、どちらにしても不十分)
  • 2025年の食品値上げ: 20,609品目

調査ごとに数字は違いますが、共通のメッセージは同じです。 「コスト上昇に、価格改定が追いついていない」。

値上げ判断の3ステップ

ステップ1: 商品を3つに分ける

分類方針目的
据え置き価格維持客数維持の看板商品
小幅改定+3〜5%目立たず利益を回復
重点改定原価から逆算採算割れを止める

全部上げるより、この3分類のほうがお客さんの反発は小さいです。

ステップ2: 数字で確認する

粗利額 = 売価 - 1品あたりの原価
改定後粗利差 = 改定後の粗利額 - 改定前の粗利額

販売数が多いのに粗利が薄い商品は最優先。 ここを放置すると、売れるほど赤字の穴が広がります。

ステップ3: 告知は1分で読める形に

  • 理由(仕入れ・人件費の上昇)
  • 開始日(いつから)
  • 対象(どの商品)

長い説明をするほど、かえって不信感が増します。 短く明確に書くほうが、お客さんには信頼されます。

よくある失敗

  1. 全商品を同じ率で上げる → 安い看板商品まで上がって客数が減る
  2. 告知なしで突然上げる → 会計時に気づいて不信感が残る
  3. 値上げ後に客数だけ見て粗利を見ない → 数量は減ったのに粗利は増えている、という成功に気づけない

今週やること

  • メニューを「据え置き/小幅/重点」の3つに分ける
  • 重点改定商品の粗利額を計算する
  • 告知文を3行で1本作る
  • 改定後14日間、粗利額を毎日記録する

値上げは勇気ではなく、設計です。 3分類して、短く伝えて、2週間だけ追う。 この順番なら、客離れの不安を抑えながら利益を守れます。


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参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

値上げすると客離れしませんか?

一律で上げると離れやすいです。商品ごとに上げ幅を分けると、全体の離脱率はかなり抑えられます。

どの商品から値上げすべきですか?

粗利が薄いのに販売数が多い商品から。ここを放置すると、売れるほど赤字が膨らみます。

告知はどう書けばいいですか?

長文は逆効果。理由・開始日・対象商品を3行で書くだけで十分です。

値上げ後に何を確認すべきですか?

客数だけでなく粗利額の増減を2週間は毎日確認してください。数量が減っても粗利が増えていれば成功です。

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