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仕込み時間を測ったら、人件費率が下がった話

人件費率が高いのに原因が分からない店、仕込み時間を見ていますか? 1週間だけ記録するだけで、どこを直せばいいか見えてきます。

更新 2026年2月18日
仕込み人件費率飲食店シフト原価管理2026
目次

閉店後にシフト表を見ながら、「今日も人件費が高かったな」と思う。 でも、どこを直せばいいか分からない。

接客の人数は見直した。シフトも詰めた。 それでも人件費率が下がらないなら、仕込み時間を見てみてください。

先に結論

  • まず1週間だけ仕込み時間を記録する
  • 時間がかかる上位3メニューに絞って改善する
  • 改善は「工程の共通化」から始めるのが効果的

いまの背景

  • 最低賃金(全国加重平均): 1,121円
  • 2025年の飲食店倒産: 1,002件(過去最多)
  • 価格転嫁率: 39.4% / 53.5%(調査による差あり)

時給が上がっている局面では、同じ作業を短くするだけで人件費が下がります。 値上げや人員削減より、まず作業時間の見直しが先です。

1週間の記録方法

項目内容
記録単位30分
記録対象メニュー別の仕込み作業
記録項目開始時刻、終了時刻、担当人数

紙に書くだけでも十分です。 大事なのは「どの仕込みに何時間かかっているか」が見えること。

まず使う式

仕込み人件費 = 仕込み時間(時間) × 時給 × 人数
時間帯別人件費率 = 時間帯の人件費 ÷ 時間帯の売上 × 100

この2つで「どの仕込みが利益を圧迫しているか」が見えます。

たとえば開店前の仕込みに2人で3時間かかっていたら、 1,121円 × 2人 × 3時間 = 6,726円。月に20日で約13.5万円。 ここを30分短縮するだけで月2万円以上浮きます。

改善しやすい順番

  1. 共通食材の同時仕込み → 野菜カットをメニュー横断でまとめる
  2. 仕込み時間が長いメニューの工程短縮 → 手順の見直し、道具の配置変更
  3. 閑散時間への前倒し → 14時台にできる仕込みを移動する

今週やること

  • 1週間だけ仕込み時間を記録する
  • 時間がかかる上位3メニューを特定する
  • 共通化できる工程が1つでもないか確認する
  • 1つだけ改善してみる

人件費率の改善は、人を減らす前に「作業を短くする」が先です。 1週間の記録で十分。やってみると、次の打ち手がはっきりします。


メニューごとの原価が分かっていると、「この仕込み時間に見合う粗利があるか」も判断できます。KitchenCostでレシピ原価を出しておくと、この判断が楽になりますよ。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

仕込み時間を測る意味はありますか?

あります。人件費率が高い原因が接客ではなく仕込みにあるケースは非常に多いです。測ってみると驚くはずです。

どうやって測ればいいですか?

30分単位で、メニュー別に仕込み時間を記録するだけ。紙でもスプレッドシートでもOKです。

記録が続きません

まず1週間だけやってみてください。改善効果が出た項目だけ継続すれば十分です。

最初に改善するポイントは?

時間がかかる上位3メニューの工程を共通化・前倒しすること。ここが一番効きます。

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