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おにぎり店の売れ残り対策(2026): 値引きと廃棄、どっちが得か原価で決める

おにぎり店の売れ残りで悩む方向け。値引きと廃棄の判断を、1個原価ベースでかんたんに決める方法を解説します。

公開 2026年2月17日
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目次

夕方になると残る。
でも捨てるのはつらい。
おにぎり店で、いちばん悩む時間帯です。

検索でも おにぎり 売れ残りおにぎり 値引きおにぎり 廃棄 が出ています。
つまり今知りたいのは、感覚ではなく「どこまで値引きしていいか」です。

先に結論

  • まず1個原価を出す
  • 値引き上限を式で決める
  • マグネット値引き(毎日同じ早い時間値引き)は避ける

むずかしい言葉を先にやさしく

1個原価 は、
1個作るのにかかった合計コストです。

値引き上限 は、
赤字にならない最大の値引き率です。

5分でできる計算式

1個原価 = 米 + 具材 + 海苔 + 包材 + ロス
値引き上限(%) = 1 - (1個原価 ÷ 売価)

かんたん例(鮭おにぎり)

前提:

  • 売価: 230円
  • 1個原価: 108円
値引き上限 = 1 - (108 ÷ 230) = 53.0%

この場合、理論上は53%引きまで赤字ではありません。
ただし実務では、ブランドと通常販売への影響があるので、
まずは10〜20%で回すのが安全です。

値引きと廃棄、どっちが得か(実例)

前提(1日)

  • 仕込み 300個
  • 通常販売 250個
  • 売れ残り 50個
  • 1個原価 108円

ケースA: 値引きなしで50個廃棄

廃棄損失 = 50 × 108 = 5,400円

ケースB: 20%引きで35個販売、15個廃棄

値引き価格 = 230 × 0.8 = 184円
値引き分の粗利 = (184 - 108) × 35 = 2,660円
残り廃棄損失 = 15 × 108 = 1,620円
差分改善 = 2,660 + (5,400 - 1,620) = 6,440円/日 改善

月25日なら、
161,000円の差になります。

失敗しにくい運用ルール

  1. 閉店60分前までは通常価格
  2. 閉店60分前で10%引き
  3. 閉店30分前で20%引き
  4. 毎日の結果を、廃棄個数だけ記録

ポイントは、
「値引き時間を固定すること」です。

2026年に急いで決めるべき理由

  • 最低賃金の全国加重平均は1,121円
  • 2025年の飲食店倒産は900件で過去最多
  • 飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)
  • 2026年2月の飲食料品値上げは674品目、平均16%
  • 米の相対取引価格は36,075円/玄米60kg(令和7年12月)

原価が上がるのに、値段へ転嫁しづらい時期です。
だからこそ、売れ残りの扱いを先に決める必要があります。

今週やること

  • 売れ筋3商品の1個原価を出す
  • 商品ごとに値引き上限を計算する
  • 閉店前の値引き時間を固定する
  • 廃棄個数を毎日メモする
  • 1週間後に値引き率を再調整する

まとめ

おにぎり店の売れ残り対策は、
「気分で値引き」がいちばん危険です。

1個原価と値引き上限を決めるだけで、
値引きも廃棄も、迷わず判断できるようになります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

売れ残りは値引きした方がいいですか?

多くの場合、廃棄より値引き販売の方が損失を抑えやすいです。まず1個原価を出して、赤字にならない値引き上限を決めてください。

値引き率の上限はどう決めますか?

式はシンプルです。上限値引き率 = 1 - (1個原価 ÷ 売価) です。ここを超えると、その商品は赤字になります。

値引きをすると通常価格で売れなくなりませんか?

時間を決めて運用すれば影響を抑えられます。例として『閉店60分前からのみ』のようにルール化する方法が有効です。

計算が苦手でもできますか?

できます。売れ筋3商品だけなら、足し算と割り算だけで5分で終わります。

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