「売れてるのに、なぜかお金が残らない」
おにぎり店では、この状態が本当に多いです。
検索でも おにぎり 原価率 高い、おにぎり 原価計算、おにぎり 値上げ が出ています。
つまり、いま必要なのは“感覚”ではなく“1個あたりの実数字”です。
先に結論
- 米の重さを商品ごとに固定する
- 具材と包材を1個単位で入れ直す
- 値上げ前に、売れ筋3商品だけ再計算する
むずかしい言葉を先にやさしく
原価率 は、
売価のうち原価が何%かを見る数字です。
ロス は、
売れ残りや仕込みミスで捨てた分のコストです。
5分でできる計算式
1個原価 = 米 + 具材 + 海苔 + 包材 + ロス
原価率(%) = 1個原価 ÷ 売価 × 100
粗利 = 売価 - 1個原価
かんたん例(鮭おにぎり)
前提:
- 米 70g: 46円
- 鮭 18g: 32円
- 海苔: 9円
- 包材(フィルム/ラベル): 8円
- ロス: 7円
1個原価 = 46 + 32 + 9 + 8 + 7 = 102円
売価 = 220円
原価率 = 102 ÷ 220 × 100 = 46.4%
粗利 = 220 - 102 = 118円
この時点で、すでに原価率は高めです。
ここに米と具材の上昇が重なると、さらに悪化します。
原価率が急に上がる典型パターン
- 米の仕入れ単価が上がる
- 握る人ごとに米のgがズレる
- 包材とロスを計算に入れていない
同じ商品でも、次の状態だとこうなります。
米 75g: 52円
鮭 20g: 36円
海苔: 9円
包材: 8円
ロス: 9円
合計原価: 114円
原価率: 114 ÷ 220 × 100 = 51.8%
1個あたり12円差です。
1日300個で3,600円差。
月25日で90,000円差になります。
値上げ前にやる3ステップ
- 売れ筋3商品の米gを固定する
- 具材gの上限を決める
- 包材とロスを必ず入れて再計算する
この順番でやると、
値上げが必要かどうかを説明しやすくなります。
2026年に急いで見直す理由
- 最低賃金の全国加重平均は1,121円
- 2025年の飲食店倒産は900件で過去最多
- 飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)
- 米の相対取引価格は36,075円/玄米60kg(令和7年12月)
人件費と米コストが同時に上がる年です。
毎週5分の再計算が、そのまま利益防衛になります。
今週やること
- 売れ筋3商品を選ぶ
- 商品ごとに米gを固定する
- 具材と包材を1個単位で再入力する
- ロスを含めた原価率を計算する
- 1週間後に同じ式で再計算する
まとめ
おにぎり店の原価率は、
「米が高いから仕方ない」で終わらせると厳しいです。
まずは米gの固定と、1個原価の再計算。
ここだけ整えるだけで、値上げ判断がかなりラクになります。