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最低賃金1,121円。シフトを見直すだけで粗利を守れるかもしれません

時給が上がるたびに利益が削られる店向け。値上げだけに頼らず、時間帯別のシフト再設計で粗利を守る実務手順をまとめました。

更新 2026年2月18日
最低賃金シフト設計人件費率飲食店粗利2026
目次

全国加重平均1,121円。前年から66円の引き上げ。 2025年の飲食店倒産は1,002件で過去最多。

時給が上がるたびに「今月もギリギリだな」と感じる店は多いはずです。 でも、値上げだけが対処法ではありません。

先に結論

  • 最低賃金が上がった局面では、月次合計より時間帯別で見る
  • 人数を先に切るより、配置の偏りを直す
  • 粗利が高い商品を先に売る設計とセットで考える

最新の数字

  • 最低賃金(全国加重平均): 1,121円(厚生労働省)
  • 飲食店倒産(2025年): 1,002件(帝国データバンク)
  • 食品値上げ(2025年): 20,609品目

人件費だけでなく食材費も上がっている。 だから「人件費だけ削る」は長続きしません。 両方を見たうえで、シフトと商品設計をセットで直す必要があります。

まず使う式

時間帯別人件費率 = 時間帯の人件費 ÷ 時間帯の売上 × 100

ランチ・ディナー・アイドルタイム(お客さんが少ない時間帯)で分けるだけで、 「どの時間帯に人件費が偏っているか」が見えます。

たとえばランチ帯は人件費率20%なのに、14:00〜17:00が45%だったとしたら、 ここのシフトを30分短縮するだけで月の人件費が数万円変わることもあります。

5分で見る3つのポイント

  1. 人件費率が高い時間帯はどこか
  2. その時間帯で売れている商品の粗利はいくらか
  3. 仕込み作業の時間配分は適正か

この3つを確認すると、「人が多すぎる時間」と「粗利が低い時間」が重なるポイントが見えます。 そこから手を打つのが最短ルートです。

よくある失敗

  1. 月次合計だけ見て判断する → どの時間帯が問題か分からない
  2. 忙しい時間に人が足りず、暇な時間に人が余る → トータルの人件費率は同じでも利益が出ない
  3. 仕込み負担が重い商品がランチ上位を占めている → 回転は上がるが人時が余計にかかる

今週やること

  • 30分単位で売上と人件費を出す
  • 上位3商品の粗利を再計算する
  • 閑散時間帯だけ1段階配置を調整する
  • 1週間後に人件費率の変化を確認する

時給上昇に対して最初にやるべきは、値上げではなく「見える化」です。 時間帯別で見れば、どこを直せば粗利が戻るかがはっきりします。


メニューごとの粗利がすぐ出せると、シフト設計の判断も早くなります。KitchenCostでレシピを登録しておくと、この部分が自動で出ますよ。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

最低賃金が上がったら、まず何をすべきですか?

時間帯別の売上と人件費を分けて見ること。月の合計だけ見ていると、どこを直せばいいか分かりません。

値上げしないと無理ですか?

値上げだけが答えではないです。シフトの偏りを直すだけで月数万円改善した店もあります。

何人削ればいいか分かりません

人数を先に減らすのは危険です。まず閑散時間帯の配置を15〜30分単位で調整してみてください。

どの数字を見ればいいですか?

時間帯別人件費率と、上位メニューの粗利額。この2つを優先すれば十分です。

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