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値上げ、何から上げる? 客離れを抑える優先順位の決め方

一律値上げは怖い。でも「どれから?」が決められない。原価率悪化・販売数・代替しやすさの3軸で点数化する方法を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

レジ横にメニュー表を広げて、「どれから上げよう……」と悩んだまま閉店の時間になった。 そんな日が続いていませんか。

「値上げは必要。でも何から上げるか決められない。」 ここで止まる店が本当に多いです。

先に結論

  • 一律値上げより、商品ごとに優先順位を作るほうが失敗しにくい
  • 3軸で点数化すると、感覚に引っ張られない
  • 改定後14日で客数・客単価・粗利を確認して、次の判断につなげる

なぜ今、判断が難しいのか

  • 2025年の食品値上げ: 20,609品目(帝国データバンク)
  • 飲食店の価格転嫁率: 32.3%(全業種平均39.4%を下回る)

コストは上がるのに、そのまま価格に乗せきれない。 だから「全部上げたいけど、全部は怖い」という状態になるわけです。

優先順位を作る3軸

各商品を1〜3点で評価するだけです。

内容高得点の意味
原価率悪化幅前回からどれだけ悪化したか悪化が大きい
販売数直近30日の出数多い(改善効果が大きい)
代替しやすさお客さんが他メニューに移りやすいか代替が効く(離脱リスク低い)
優先スコア = 原価率悪化 + 販売数 + 代替しやすさ

高い順から改定候補にします。

実例

商品原価率悪化販売数代替しやすさ合計
A定食3317
B丼2237
Cサイド1135

同点なら「1品あたり粗利の減少額」が大きいほうから上げます。 A定食は代替しにくい看板商品なので、B丼から先に手をつける——という判断ができます。

告知はこの1文で十分

「[開始日]より一部メニューの価格を改定いたします。原材料費等の上昇に対応し、品質維持のため実施いたします。」

短く、同じ文面を店内・SNS・アプリでそろえるのがポイントです。

今日やること

  • 上位20商品の原価率悪化幅を確認する
  • 3軸で点数をつける
  • 上位5商品だけ改定案を作る
  • 改定後14日で客数・客単価・粗利を確認する日を決める

関連ガイド


商品別の原価率はKitchenCostで出せます。レシピを登録しておけば、仕入値を更新するだけで悪化幅がすぐ分かりますよ。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

一律値上げはやめたほうがいいですか?

お客さんの反応が読みにくいので、採算悪化が大きい商品から段階的に上げるほうが安全です。

優先順位はどう決めればいいですか?

原価率の悪化幅、販売数、代替しやすさの3軸で点数化すると、感覚に引っ張られずに決められます。

値上げ前に見るべき数字は何ですか?

商品別の現在の原価率、直近30日の販売数、改定後の1品粗利。この3つです。

告知文はどのくらい必要ですか?

開始日・対象・理由を3行で書けば十分。長文は読まれません。

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