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長居するお客さん、どうする?──追い出さずに利益を守る方法

満席なのに利益が残らないとき、長時間滞在が原因かもしれません。1席1時間あたりの売上で判断し、客離れを防ぐ運用ルールを紹介します。

更新 2026年2月18日
飲食店 長時間滞在回転率 低い 対策客単価原価管理小規模飲食店日本
目次

「満席なのに、思ったほど利益が残らない。」

その原因、長時間滞在による回転低下かもしれません。ただし「出てください」とは言いにくい。だからこそ、ルールの設計が大事です。

先に結論

  • 長居問題は感情ではなく「1席1時間あたり売上」で判断する
  • ルールはピーク時間帯だけから始める
  • 「追加注文で延長OK」の形なら、受け入れられやすい

判断に使う計算式

1席1時間あたり売上 = 時間帯売上 ÷ (使用席数 × 営業時間)

数字で見る

ディナー帯: 売上180,000円 / 30席 / 4時間

1席1時間あたり = 180,000 ÷ (30 × 4) = 1,500円

ある1組: 注文額2,400円 / 滞在2.5時間

この組の時間売上 = 2,400 ÷ 2.5 = 960円/時間

基準の1,500円に対して960円。この組がピーク帯に長居すると、他のお客さんを案内できない分だけ機会損失が出ます。

客離れを防ぐ運用ルール

1. ピーク時間だけ利用目安を設ける 「18:00〜21:00は90分目安」のように。終日ルールより反発が少ないです。

2. 追加注文で延長できる形にする

混雑時はご利用90分を目安としています。
追加注文で延長利用いただけます。

3. 店外・メニュー・口頭の3か所で統一する 会計時トラブルの多くは、事前案内不足で起きています。

よくある失敗

  • ルールが曖昧で、スタッフごとに対応がバラバラ
  • すいている時間帯まで厳しく運用してしまう
  • 滞在時間だけ見て、注文額を考慮しない

今週やること

  • ピーク時間帯の1席1時間あたり売上を計算する
  • 滞在が長い組の売上/時間を確認する
  • 案内文を店外・メニューで統一する
  • 2週間テストして客数と粗利を比較する

KitchenCostなら、メニューごとの粗利を把握できるので、追加注文の効果も見えやすくなります。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

長時間滞在のお客さまは、すぐ注意すべきですか?

感情ではなく数字で判断します。1席1時間あたりの売上を基準にして、ピーク時間帯だけルールを設ける方がトラブルを減らせます。

長居対策をすると客離れしませんか?

言い方次第です。「90分目安、追加注文で延長OK」のように、選択肢を残す形なら受け入れられやすいです。

何を基準に長居を判断すればいいですか?

1席1時間あたり売上で見ます。時間帯の平均より明らかに低い組が対象。滞在時間だけで判断すると不公平になります。

まずどこから始めるべきですか?

ピーク時間帯だけ、2週間テスト運用するのが始めやすいです。全時間帯に一気にかけると反発が出ます。

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