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人件費の「相場」を調べても不安が消えない理由。自店の適正ラインを出す方法

「うちの人件費、高すぎ?」相場を調べても答えは出ません。時給1,121円から逆算する「1時間あたり必要売上」を出せば、判断基準は自分で作れます。

更新 2026年2月18日
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目次

「相場」と比べても安心は得られない。「平均」と比べても答えは出ない。

人件費に関してネットで調べると「飲食店は25〜35%」みたいな数字が出てきますが、 業態も立地も営業時間も違う他店の数字と比べても、自分の店の正解は分かりませんよね。

必要なのは相場ではなく、自店の適正ラインです。

先に結論

  • 相場より先に「自店の必要売上/時」を出す
  • 時給1,121円で目標人件費率30%なら、約3,737円/時が目安
  • 週1回でも数値を見れば、シフト調整の迷いが減る

2026年の前提

  • 最低賃金: 全国加重平均1,121円(厚生労働省)
  • 飲食店の正社員不足: 65.3%(帝国データバンク)

「人が足りないのに、人件費は重い」という矛盾した状態が続いています。 だからこそ、感覚ではなく計算で判断する意味があります。

使う式は2つだけ

1) 人件費率

人件費率 = 人件費 ÷ 売上 × 100

2) 必要売上/時

必要売上/時 = 時給 ÷ 目標人件費率

時給1,121円の早見表

目標人件費率必要売上/時
25%約4,484円
30%約3,737円
35%約3,203円

この表と時間帯別売上を比べるだけで、「どの時間帯が赤字寄りか」が見えます。 14時〜17時あたりが3,000円を下回っている店は多いでしょう。

FL比率も一緒に見る

FL比率は食材費と人件費を足した割合のこと。 人件費だけでは見えない「忙しいのに残らない」を見つけるのに使います。

FL比率 = (食材費 + 人件費) ÷ 売上 × 100

60%を超える週が続いたら要注意です。 食材費が高い商品を回しているのか、シフトが膨らんでいるのか、原因を分けて手を打ちます。

今日やること

  • 先週の人件費率を1回計算する
  • 時給1,121円で必要売上/時を出す
  • 下回る時間帯を1つだけ修正する
  • 週末にFL比率を確認する

関連ガイド


KitchenCostでレシピ原価を出しておくと、FL比率の食材費部分がすぐ分かります。人件費とあわせて週次で確認すると、判断が早くなりますよ。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

人件費の相場はどのくらいですか?

業態・立地・営業時間で差が大きいので、相場だけで判断するとズレます。自店の「必要売上/時」を出すのが確実です。

時給1,121円なら、1時間でいくら売る必要がありますか?

目標人件費率30%なら約3,737円/時。この金額を下回る時間帯がシフト見直し候補です。

FL比率って何ですか?

食材費と人件費を足した割合です。「忙しいのに儲からない」を見つけるのに便利な指標で、60%以内が目安です。

最初に改善すべきポイントは?

低売上時間帯のシフト見直しと、高工数メニューの提供方法を整理すること。ここから始めると効果が出やすいです。

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