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海鮮丼の原価率が高いときの見直し方(2026): 刺身のgをそろえるだけで利益が戻る

海鮮丼の原価率が急に上がった店向け。刺身のグラム管理、ロス込み計算、値上げ前にできる見直しを、やさしい言葉で解説します。

公開 2026年2月17日
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目次

「海鮮丼、売れているのに利益が残らない」
この相談、今かなり増えています。

検索でも 海鮮丼 原価率刺身 原価計算 が出ています。
つまり、いま知りたいのは“理想の数字”より“自分の店の実数字”です。

先に結論

  • 刺身の重さ(g)をそろえる
  • ロス(捨てた分)を原価に入れる
  • 値上げより先に、売れ筋3商品だけ再計算する

むずかしい言葉を先にやさしく

原価率 は、
「売価のうち、原価が何%か」を見る数字です。

ロス は、
「仕込みや売れ残りで捨てた分のコスト」です。

5分でできる計算式

1杯原価 = 刺身原価 + ごはん原価 + たれ/薬味 + ロス
原価率(%) = 1杯原価 ÷ 売価 × 100
粗利 = 売価 - 1杯原価

かんたん例(海鮮丼1杯)

前提:

  • まぐろ 35g: 112円
  • サーモン 35g: 98円
  • ねぎとろ 30g: 66円
  • ごはん 230g: 58円
  • たれ・薬味: 24円
  • ロス: 22円
1杯原価 = 112 + 98 + 66 + 58 + 24 + 22 = 380円
売価 = 1,180円
原価率 = 380 ÷ 1,180 × 100 = 32.2%
粗利 = 1,180 - 380 = 800円

ここまでは問題ない数字です。
でも、次の2つで一気に崩れます。

原価率が急に悪化する典型パターン

  1. 魚の仕入れ単価が上がる
  2. 盛り付けの重さが少しずつ増える

同じメニューでも、次の状態になるとこうなります。

まぐろ40g(単価+15%): 147円
サーモン40g(単価+15%): 129円
ねぎとろ30g(単価+15%): 76円
ごはん: 58円
たれ・薬味: 24円
ロス: 30円
合計原価: 464円
原価率: 464 ÷ 1,180 × 100 = 39.3%

1杯あたり84円差です。
1日70杯なら、5,880円/日
月25日で147,000円の差になります。

値上げ前にやる、3つの見直し

  1. 刺身のgを固定する(スタッフ全員で同じ重さ)
  2. 売れ筋3商品の原価を毎週更新する
  3. ロスを「ゼロ扱い」しない

ここまでやってから値上げを考える方が、
お客さまへの説明もしやすいです。

2026年に急いで見るべき理由

  • 最低賃金の全国加重平均は1,121円
  • 2025年の飲食店倒産は900件で過去最多
  • 飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)
  • 米の相対取引価格は36,075円/玄米60kg(令和7年12月)

人件費と主原料コストが同時に上がる時期です。
「感覚」ではなく、週次の再計算が効きます。

今週やること

  • 海鮮丼の売れ筋3商品を決める
  • 1杯あたり刺身gをメニューごとに固定する
  • ロスを含めた1杯原価を出す
  • 原価率を計算して、1商品だけ先に調整する
  • 1週間後に同じ式で再計算する

まとめ

海鮮丼の原価率は、
「魚が高いから仕方ない」で終わらせると厳しいです。

まずは刺身のgをそろえて、ロス込みで再計算。
この2つだけで、赤字ラインはかなり見えやすくなります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

海鮮丼の原価率は何%が目安ですか?

店の立地や客単価で違いますが、まずは自店の実測値を出すのが先です。目安だけで判断するとズレやすいです。

ロスは原価に入れるべきですか?

入れるべきです。ロスは捨てた分のコストなので、入れないと利益があるように見えてしまいます。

値上げの前にできることはありますか?

あります。刺身のグラムをそろえる、売れ筋だけ週次で再計算する、この2つだけでも改善しやすいです。

計算が苦手でもできますか?

できます。足し算と割り算だけです。売上上位3商品なら5分で終わります。

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