ブログ

居酒屋の原価率「平均」を調べても意味がない理由──ドリンク比率込みで自店基準を作る

居酒屋の原価率平均を調べても、自店の判断には使えません。フード・ドリンク・お通しを分けて計算すれば、どこで利益が薄いかが5分で見えます。

公開 2026年2月17日
·
更新 2026年2月18日
居酒屋 原価率 平均居酒屋 原価計算居酒屋 ドリンク比率お通し 原価日本
目次

「居酒屋の原価率、平均って何%?」

検索するとよく見かける質問です。でも「料理中心の店」と「酒中心の店」では数字がまるで違う。平均値で安心しても、自店に合っている保証はありません。

先に結論

  • 居酒屋はフード・ドリンク・お通しを分けないと判断を誤る
  • 平均値より「自店のドリンク比率」で基準を作る方が正確
  • 売上上位10品を分けて見るだけで、改善ポイントが見える

計算式

総原価率(%) = (フード原価 + ドリンク原価 + お通し原価) ÷ 売上 × 100
ドリンク比率(%) = ドリンク売上 ÷ 売上 × 100

数字で見る

月商300万円の居酒屋:

  • フード原価102万円 / ドリンク原価21万円 / お通し原価9万円
  • ドリンク売上105万円
総原価率 = (102 + 21 + 9) ÷ 300 = 44.0%
ドリンク比率 = 105 ÷ 300 = 35.0%

原価率44%と聞くと高く見えますが、ドリンク比率を上げれば全体が下がる余地がある、と読めます。

自店基準の作り方

  1. 直近8週のデータを出す
  2. ドリンク比率で2グループに分ける(高い週/低い週)
  3. それぞれの総原価率を平均する

この2本の線が、自店の基準ラインになります。

まず直すならこの順番

  1. 最初の1杯の導線を見直す(メニュー配置、声かけ)
  2. 低粗利フードの露出を下げる
  3. お通しの量を固定する(盛りすぎ防止)

今週やること

  • 上位10品をフード/ドリンクに分ける
  • お通し原価を別で計算する
  • 総原価率とドリンク比率を同時に確認する
  • ドリンク比率が低い週の原因を1つ特定する

KitchenCostなら、フードとドリンクの原価率をそれぞれ管理できます。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

居酒屋の原価率、平均は何%ですか?

よく25〜40%と言われますが、ドリンク比率とお通しの設計で大きく変わります。料理中心なら35%超え、酒中心なら25%以下もあり得るので、平均より自店の比率を見る方が確実です。

何を分けて計算すればいいですか?

フード原価、ドリンク原価、お通し原価の3つです。分けるだけで、どこで利益が漏れているかが見えます。

計算が苦手でもできますか?

足し算と割り算だけです。売上上位10品をフード/ドリンクに分けるところから始めてください。

最初に直すべきポイントはどこですか?

ドリンク比率が低い店なら、低粗利フードの露出を下げるよりドリンク導線を直す方が効果が出やすいです。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。