ブログ

FD比率って結局なに?──ドリンクが減ると原価率が上がる仕組み

FD比率の見方がピンとこない店向け。料理とドリンクの売上バランスが原価率にどう効くのかを、数字の例で説明します。

更新 2026年2月18日
フードドリンク比率FD比率飲食店 原価率ドリンク構成比小規模飲食店日本
目次

「原価率が先月より上がってるけど、仕入れ値は変わってない。なぜ?」

こういうとき、犯人がFD比率の崩れであることがあります。ドリンクの売上比率が下がっただけで、全体の原価率は上がる。この仕組みを知っていると、対策が速くなります。

先に結論

  • FD比率は「料理とドリンクの売上バランス」を見る数字
  • ドリンクは料理より原価率が低いので、ドリンク比率が下がると全体原価率が上がる
  • 比率そのものより「自店の基準から崩れたか」が大事

計算式

料理比率(%) = 料理売上 ÷ 総売上 × 100
ドリンク比率(%) = ドリンク売上 ÷ 総売上 × 100

数字で見ると分かりやすい

先月: 総売上150万円 / 料理105万円 / ドリンク45万円 → FD比率 70:30

今月: 総売上148万円 / 料理115万円 / ドリンク33万円 → FD比率 77.7:22.3

総売上はほぼ同じなのに、ドリンク比率が7.7ポイント下がっただけ。でも料理は原価率が高いので、全体原価率は確実に上がります。

よくある誤解

「6:4が正解」と思い込む 正解は業態で違います。大事なのは、自店の3か月平均から急に崩れていないか。

食材原価だけ見て判断する 仕入れ値が変わっていないのに原価率が上がったら、FD比率の崩れを疑ってください。

すぐ打てる改善策

  1. 高粗利ドリンク2品をメニューの目立つ位置へ
  2. 「お飲み物はいかがですか」の一言を接客に固定する
  3. 値引き対象を料理だけに偏らせない

今週やること

  • 直近3か月のFD比率を計算する
  • 基準比から崩れた幅を確認する
  • ドリンク導線を1つ追加する
  • 4週間後にFD比率と原価率を再確認する

KitchenCostなら、メニューごとの原価率をリアルタイムで確認できます。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

FD比率って何ですか?

売上の中で料理(Food)とドリンク(Drink)がそれぞれ何%を占めるかの比率です。8:2なら料理80%・ドリンク20%という意味です。

良い比率の正解はありますか?

業態で違うので正解は1つではありません。カフェなら3:7、居酒屋なら5:5に近いことも。大事なのは自店の過去3か月平均から急に崩れていないかです。

FD比率は原価率とどう関係しますか?

ドリンクは料理より原価率が低い傾向があります。ドリンク比率が下がると、全体の原価率が上がりやすくなります。同じ売上でも内訳で利益が変わるわけです。

FD比率が崩れたらどうすればいい?

高粗利ドリンクを目立つ位置に置く、セット提案に一言添える、値引きを料理だけに偏らせない。この3つから始めるのが実務的です。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。