「この惣菜、今日は残りそう…」
閉店前の判断で、月の利益が大きく変わります。
検索でも 惣菜 値引き、惣菜 売れ残り、惣菜 廃棄 が出ています。
つまり知りたいのは、感覚ではなく「赤字にならない値引き線」です。
先に結論
- 値引き率より先に1品原価を出す
- 値引きは段階を決めて運用する
- 廃棄個数を毎日記録して翌週に直す
むずかしい言葉を先にやさしく
1品原価 は、
1パック作るのにかかった合計コストです。
値引き上限 は、
これ以上下げると赤字になる値引き率です。
5分でできる計算式
1品原価 = 食材 + 容器 + 調味料 + ロス
値引き上限(%) = 1 - (1品原価 ÷ 売価)
かんたん例(唐揚げ惣菜パック)
前提:
- 売価: 520円
- 1品原価: 286円
値引き上限 = 1 - (286 ÷ 520) = 45.0%
この商品は45%を超える値引きで赤字です。
現場運用では、まず10%→20%の2段階が扱いやすいです。
値引きと廃棄、どっちが得か(1日比較)
前提:
- 売れ残り 30パック
ケースA: 値引きなしで30パック廃棄
廃棄損失 = 30 × 286 = 8,580円
ケースB: 20%引きで20パック販売、10パック廃棄
値引き価格 = 520 × 0.8 = 416円
値引き販売の粗利 = (416 - 286) × 20 = 2,600円
残り廃棄損失 = 10 × 286 = 2,860円
差分改善 = 2,600 + (8,580 - 2,860) = 8,320円/日
月25日なら、
208,000円の差になります。
失敗しにくい値引き時間ルール
- 閉店60分前: 10%引き
- 閉店30分前: 20%引き
- 閉店15分前: 30%引き(上限内の商品だけ)
この順番にすると、
通常時間の粗利を守りながら廃棄を減らせます。
2026年に先に決めるべき理由
- 最低賃金の全国加重平均は1,121円
- 2025年の飲食店倒産は900件で過去最多
- 飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)
- 2026年2月の飲食料品値上げは674品目、平均16%
コストが上がる一方で、
値上げは簡単ではありません。
だからこそ、閉店前の値引きルールが利益を守ります。
今週やること
- 売れ筋3品の1品原価を計算する
- 商品ごとに値引き上限を出す
- 値引き開始時間を決める
- 廃棄個数を毎日記録する
- 1週間後に値引き率を調整する
まとめ
惣菜店の値引きシール運用は、
「今日はなんとなく半額」が一番危険です。
1品原価と時間ルールを決めるだけで、
値引きも廃棄も、迷わず判断しやすくなります。