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コース料理、いくらで売る?──満席なのに赤字を防ぐ価格設計

コース価格を感覚で決めていませんか。原価率だけでなく、1人あたりの人件費・固定費まで入れて逆算すると、赤字を防げる最低ラインが見えます。

更新 2026年2月18日
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目次

忘年会シーズン、予約は埋まった。コースも出ている。なのに月末、思ったほど残っていない。

コース料理の価格を「他店を参考に」「なんとなく」で決めていると、満席でも赤字になることがあります。

先に結論

  • コース価格は「原価率」だけで決めると危ない
  • 食材費+人件費+固定費+目標利益の4つで逆算する
  • 飲み放題付きは、想定杯数を先に決めてから価格を作る

逆算の式

必要コース単価 = 1人あたり食材費 + 人件費 + 固定費配賦 + 目標利益

計算してみる(6品コース)

  • 食材費: 1,450円 / 人件費: 650円 / 固定費: 420円 / 目標利益: 480円
必要コース単価 = 1,450 + 650 + 420 + 480 = 3,000円

3,000円を下回る価格で提供すると、赤字リスクが高くなります。

原価率だけで決めると危ない理由

コース3,200円、食材費1,120円 → 原価率35%。数字だけ見ると問題なさそうですが:

3,200 − 1,120(食材) − 700(人件費) − 500(固定費) = 880円

880円。ここから値引き・ロス・飲み放題の上振れが出ると、利益はすぐ消えます。

飲み放題付きの注意点

1. 想定杯数を決める

飲み放題原価 = 想定杯数 × 1杯あたり平均原価

2. 生ビール比率に注意 週末や宴会では生ビール比率が上がる。曜日別に見ないと実態がズレます。

3. 超過パターンを想定しておく 上振れが続く日を想定して、価格か時間設計にバッファを持たせましょう。

今週やること

  • 売れ筋コース1本の1人あたり原価を計算する
  • 人件費・固定費を1人あたりに配賦する
  • 飲み放題の想定杯数を設定する
  • 必要コース単価を逆算して、現行価格と比較する

KitchenCostなら、コースの1人あたり原価をレシピ単位で管理できます。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

コース価格は何を基準に決めればいいですか?

食材原価だけでなく、1人あたり人件費と固定費配賦まで入れて逆算します。例えば食材1,450円+人件費650円+固定費420円+目標利益480円=最低3,000円、という具合です。

原価率35%なら安全ですか?

必ずしも。コース3,200円で原価率35%でも、人件費700円と固定費500円を足すと残りは880円。値引きやロスが出れば一気に薄くなります。

飲み放題付きコースは何に注意すべきですか?

想定杯数を決めずに価格を設定するのが一番危険です。ドリンク別の原価と注文構成比から、1人あたりの飲料原価を計算してください。

まず何コースから設計すればいいですか?

売れ筋の1コースだけで十分です。そこで計算の型を固めてから、他のコースに展開しましょう。

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