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値上げできない。でも利益は守りたい──価格を動かさずに打てる3手

値上げしたいけど、今は上げにくい。そんな店が価格を据え置いたまま利益を守るための3手順を紹介します。メニュー構成、ロス削減、販路別採算の順番で攻めましょう。

更新 2026年2月18日
飲食店 値上げできない利益改善原価管理価格改定小規模飲食店
目次

「値上げしたい。でも常連が離れるのが怖い。」

2025年の飲食店倒産は1,002件で過去最多。食品値上げは20,609品目。それでも価格転嫁率は32.3%にとどまっている。上げたくても上げられない店が、それだけ多いということです。

でも、価格を動かさずに利益を守る手は残っています。

先に結論

  • 値上げの前に打てる手は3つある
  • メニュー構成の整理 → ロス削減 → 販路別採算の順で進める
  • 14日で数字を比較すれば、次に値上げすべきかどうかも判断できる

利益を守る3手順

1. 低粗利商品の整理

売上上位10品の粗利額を並べてみてください。「よく出るけど粗利が薄い」商品が必ず見つかります。

その商品だけ、量の調整やトッピングの見直しで粗利を改善する。全品を触る必要はありません。

2. ロス削減

仕込み過多や廃棄は、値上げしなくても削れるコストです。1週間だけ廃棄量を記録するだけで、削るべきポイントが見えてきます。

3. 販路別採算の確認

店内・テイクアウト・デリバリーで、1注文あたりの粗利はまったく違います。

注文あたり粗利 = 税抜売上 − 食材費 − 包材費 − 決済/配達コスト

デリバリーの手数料を入れると赤字になっている商品、意外とあります。

14日チェック

改善後は、この3つを比較してください。

  • 客数(減っていないか)
  • 客単価(変わったか)
  • 粗利(戻っているか)

価格据え置きでも粗利が回復していれば、まずは成功です。

今週やること

  • 上位10商品の粗利額を出す
  • 低粗利3商品を特定する
  • ロス削減アクションを1つだけ実施する
  • 14日後に3指標を比較する

KitchenCostなら、メニューごとの粗利額をリアルタイムで確認できます。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

値上げしないと赤字は防げませんか?

防げる場合があります。低粗利商品の整理、ロス削減、販路別採算の見直しだけで月の粗利が5〜10万円改善する店もあります。

最初に何を見ればいいですか?

商品別の粗利額と、店内・テイクアウト・デリバリーの注文あたり粗利です。赤字の「場所」が見えれば、打つ手が決まります。

どれくらいで効果を判断できますか?

14日間で客数・客単価・粗利の3つを比較すると、判断しやすくなります。

値上げに進む判断はいつしますか?

3手順を試しても粗利が足りない商品から、段階的に改定するのが安全です。全品一気に上げるのは避けましょう。

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