「Lサイズ、思ったより利益が残らない」
この悩み、カフェでよく出ます。 サイズ差を感覚で決めると、Lだけ薄利になりやすいからです。
先に結論
- 価格差は
追加原価から逆算するとブレません。 - 中身だけでなく、カップ代と手間まで入れるのがポイントです。
- Sを据え置いてM/L差額だけ直すと、反発を抑えやすいです。
2026年に見直しが必要な理由
- 帝国データバンク調査では、2026年2月の飲食料品値上げは 674品目。
- 値上げ要因で「人件費」由来は 66.2%。
- 2025年の飲食店倒産は 900件(過去最多)。
さらに、飲食店の価格転嫁率は 32.3%(全業種平均 39.4%)。
ここでいう 価格転嫁 は、
上がったコストを販売価格へ反映することです。
転嫁しづらいなら、 サイズ別価格の精度を上げる方が効きます。
現場の関心(検索)
Google候補でも、
カフェ ドリンク サイズ 価格、飲食店 ドリンク 原価率 が出ています。
つまり、 「サイズ差をどう決めるか」が現場の悩みど真ん中です。
用語をやさしく
追加原価: SからM、MからLへサイズアップするときに増える原価資材費: カップ、フタ、ストローなどの費用
5分でできる計算
サイズ別原価 = 中身原価 + 資材費 + 提供手間
価格差の目安 = 上位サイズ原価 - 下位サイズ原価
粗利をそろえたい場合は、次の式で逆算します。
販売価格 = 原価 ÷ (1 - 目標原価率)
例(アイスラテ)
前提:
- 目標原価率: 30%
Sサイズ:
- 原価 110円
Mサイズ:
- 原価 138円
Lサイズ:
- 原価 166円
S価格目安 = 110 ÷ 0.70 = 157円
M価格目安 = 138 ÷ 0.70 = 197円
L価格目安 = 166 ÷ 0.70 = 237円
実売価格に置き換えると、 S 420円 / M 480円 / L 540円 のように 60円刻みでそろえると運用しやすいです。
失敗しにくい進め方
- 上位3ドリンクだけ先に計算
- 価格差は50円 or 60円などで統一
- 2週間、サイズ構成比を記録
見る数字は3つだけ。
サイズ別販売数 1杯あたり粗利 クレーム件数
告知テンプレ(短文)
原材料・資材費の上昇に伴い、
ドリンクのサイズ別価格を見直しました。
品質維持のため、ご理解をお願いいたします。
長文より、 理由と変更点を短く伝える方が伝わります。
今週やること
- S/M/Lの原価を出す
- 目標原価率から価格を逆算する
- 価格差ルールを統一する
- 2週間のサイズ構成比を記録する
- 14日後に差額を微調整する
まとめ
サイズ価格は、 「なんとなく」で決めるとLが薄利になりやすいです。
追加原価で決めて、短く告知して、2週間で調整する。 この流れなら、客単価と利益を同時に守れます。