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カフェの原価率、ドリンクとフードを一緒に計算していませんか? 分けるだけで見え方が変わる

カフェの原価率を全体の平均で見ていると、利益が出ているのか出ていないのかわかりません。ドリンクとフードを分けて計算するだけで、改善すべきポイントが一目で見えるようになります。

更新 2026年2月18日
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目次

「うちのカフェ、原価率は28%くらいだから、まあ大丈夫かな」

その28%、ドリンクとフードを一緒に計算した数字ではありませんか?

ドリンクの原価率は10〜20%。フードは30〜40%。構造がまるで違うものを平均して見ると、どちらが稼いでいてどちらが足を引っ張っているのか、まったくわからなくなります。

先に結論

  • ドリンクとフードは原価率の構造が全く違う。分けて見るのが基本
  • カフェの利益の柱はドリンク。フードは集客装置として設計する場合もある
  • 「全体の原価率」ではなく「カテゴリ別の粗利額」で判断する

ドリンクとフード、原価率はこれだけ違う

カテゴリ原価率の目安1品あたりの粗利(例)
コーヒー(ホット)8〜15%450円売価 → 粗利385〜414円
カフェラテ12〜20%500円売価 → 粗利400〜440円
ケーキ・スイーツ30〜40%550円売価 → 粗利330〜385円
サンドイッチ35〜45%600円売価 → 粗利330〜390円

コーヒー1杯の原価は36〜68円程度。ラテでも60〜100円。一方、ケーキは165〜220円、サンドイッチは210〜270円

同じ500円台の商品でも、粗利額が100円以上違うことがあります。

「全体28%」の正体

全体の原価率が28%のカフェを、ドリンクとフードに分けてみます。

ドリンク: 売上 60万円 × 原価率15% = 原価9万円 → 粗利51万円
フード:   売上 40万円 × 原価率38% = 原価15.2万円 → 粗利24.8万円
全体:     売上100万円 → 原価24.2万円 → 全体原価率24.2%

一見24.2%で健全に見えますが、フードだけで見ると原価率38%。フードの売上比率が上がるほど、全体の原価率も上がります。

もしフードの人気が出て売上比率が50:50になったら——

ドリンク: 50万円 × 15% = 7.5万円
フード:   50万円 × 38% = 19万円
全体:     100万円 → 原価26.5万円 → 全体原価率26.5%

フードが売れるほど全体の原価率が上がる。この仕組みを知らずに「原価率が上がった!食材費を削ろう」とやると、フードの品質だけが下がって客離れにつながります。

ドリンク比率が高い店が強い理由

カフェの利益構造は、ドリンクの粗利率の高さに支えられています。

  • コーヒー1杯:原価40円、売価450円 → 粗利410円
  • ケーキ1個:原価200円、売価550円 → 粗利350円

コーヒーの方が60円多い。しかもコーヒーの方が提供時間も短く、廃棄リスクも低い。

だからドリンク比率が高い店ほど、少ない座席数でも利益が残りやすい。逆にフード中心のカフェは、ドリンクのセット率を上げる工夫が必要です。

フードの原価率を下げるか、セット率を上げるか

フードの原価率を直接下げるのは限界があります。食材の量を減らせば味や見栄えに影響が出るからです。

もう一つのアプローチは、フードにドリンクをセットで注文してもらう設計

ケーキ単品: 550円 → 粗利330円(原価率40%)
ケーキ+コーヒーセット: 900円 → 粗利630円(原価率30%)

セットにするだけで、1組あたりの粗利が300円増える。フードの原価率を5pt下げるより効果的です。

今週やること

  • 売上をドリンクとフードに分けて集計する
  • それぞれのカテゴリで原価率を計算する
  • ドリンクの売上比率を確認する(60%以上が理想)
  • フード×ドリンクのセット設計を1つ考える

「全体の原価率」だけを見ていると、改善ポイントが見えません。分けた瞬間に、どこに手を打てばいいかがはっきりします。


KitchenCostなら、レシピをカテゴリ別に管理できます。ドリンクとフードの原価率・粗利額を分けて確認するのが簡単です。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

カフェの原価率の目安はどのくらいですか?

ドリンク単体なら10〜20%、フード単体なら30〜40%が一般的です。ドリンク比率が高い店は全体で24%前後まで下がりますが、フード中心なら35%近くになることもあります。

なぜドリンクとフードを分ける必要がありますか?

ドリンクの原価率は10〜20%、フードは30〜40%と構造が全く違います。一緒に計算すると、どちらが利益を稼いでいてどちらが足を引っ張っているか見えなくなります。

ドリンクの原価率が低いのはなぜですか?

コーヒー豆や牛乳は1杯あたりの使用量が少なく、原材料費が低い一方で、売価はフードと同等以上に設定できるためです。ラテ1杯の原価は40〜80円程度です。

フードの原価率を下げるにはどうすればいいですか?

歩留まりの見直し、盛り付け量の統一、仕入れ先の比較が基本です。また、フードの原価率そのものを下げるより、ドリンクのセット率を上げて全体の粗利を改善する方が効果的な場合もあります。

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