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美容室の指名料、相場で決めると失敗する理由(2026年)

指名料を上げたいけど客離れが怖い——そんな個人サロンに向けて、相場合わせではなく『1人あたり利益の不足分』から逆算する方法を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

カット+カラーで2時間拘束されて、手元に残るのが4,600円。

「指名料、もう少し上げたい」と思うのに、 周りのサロンの金額を見ると踏み切れない——個人サロンあるあるです。

先に結論

  • 指名料は「相場合わせ」より「1人あたり利益の不足分」から逆算すると失敗しにくい
  • 計算は3つだけ。1施術原価、時間あたり利益、目標との差分
  • いきなり大幅改定はNG。+300〜800円の小幅テストが安全

2026年、見直しが必要な背景

最低賃金の全国加重平均は1,121円に上がりました(厚生労働省公表)。 一方で美容室の倒産は2025年1〜8月だけで157件と高水準です(帝国データバンク)。

人件費も固定費も上がる中で、指名料を据え置いたままだと利益がじわじわ削られます。

先に用語をかんたんに

  • 1施術原価: カラー剤、パーマ液など施術1回にかかる費用
  • 時間あたり利益: 1時間働いて手元に残る金額
  • 必要差分: 目標利益まで足りない額。ここが指名料の根拠になる

使う式は3つだけ

1施術利益 = 施術価格 - 1施術原価
時間あたり利益 = 1施術利益 ÷ 施術時間(時間)
必要指名料 = 目標利益 - 現在利益

5分で試算してみる

たとえばカット+カラー 12,000円のメニューで考えます。

  • 1施術原価: 7,400円
  • 施術時間: 2時間
  • 目標1施術利益: 5,200円
現在の利益 = 12,000 - 7,400 = 4,600円
不足分 = 5,200 - 4,600 = 600円

この場合、指名料600円前後が「相場」ではなく「自店の根拠」から出た数字になります。

周りのサロンが550円でも700円でも関係ありません。 自分の店の穴を埋める金額こそが、正しい出発点です。

失敗しにくい進め方

  1. 売上上位3メニューの1施術利益を出す
  2. 目標との差分を出す
  3. 指名料を小幅(+300〜800円)で設計する
  4. 2〜4週間で指名率と利益を確認する

ありがちな失敗

  • 周辺サロンの金額「だけ」で決める → 自店の原価に合わない
  • 全スタッフ同額で始める → 経験差を反映できず混乱
  • 告知なしで突然変更 → 常連さんの不信感

今日やること

  • 上位3メニューの1施術利益を計算する
  • 目標との差分を出す
  • 指名料の案を2パターン作る
  • 告知文を短く書く
  • 2週間後の見直し日をカレンダーに入れる

まとめ

指名料の正解は「相場」にはありません。

自分の店で足りない利益がいくらか——そこから逆算すれば、 値上げの迷いはかなり減るはずです。

まずは3メニューだけ、計算してみてください。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

指名料は相場だけで決めていいですか?

相場だけだと、自店の原価構造に合っていない金額になりがちです。施術時間と原価を入れて、1人あたり利益の不足分から逆算する方が安全です。

指名料を上げると、指名客は減りますか?

一度に大きく上げると減る可能性はあります。+300〜800円の小幅で試して、2〜4週間で指名率の変化を見る方法が実務的です。

指名料はいくらから始めるのがいいですか?

一律の正解はありません。売上上位3メニューで『指名あり・なしの利益差』を出してみて、その差分から金額を決めるのが近道です。

先にやるべきことは何ですか?

上位3メニューで、指名あり・なしの1施術利益を計算することです。ここで差分が見えれば、指名料の設計がぐっと楽になります。

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