訪日客が戻ると、客数は増えます。
でも、利益は同じように増えない。ここで止まる店が多いです。
2025年9月の訪日外客数は326.68万人。9月までの累計は3,165万人で、過去最速で3,000万人を超えました。
さらに2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4,559億円。需要は明確に強いです。
先に要点
- 客数増はチャンス。でも粗利管理をしないと消える
- 価格論争を避けるには「短い価格説明文」が必要
- 店頭・テイクアウト・デリバリーを同じ計算で見ない
- 週次で上位メニューの粗利を更新する
まず計算を分ける
注文粗利 = 売価 - (食材 + 包材 + 決済費 + チャネル費 + プロモ負担)
同じメニューでも、店頭とデリバリーでは包材・手数料が違います。
ここを混ぜると「売れているのに残らない」が起きます。
例: 唐揚げ丼(1食)
- 店頭売価: 980円
- 食材: 390円
- 包材: 90円(店頭は0円想定、持ち帰り/配達時のみ)
- 決済関連: 20円
- チャネル関連: 210円
店頭粗利(現金会計中心想定):
980 - 390 = 590円
配達粗利:
980 - (390 + 90 + 20 + 210) = 270円
同じ980円でも、粗利は半分以下。
これを知らずに「客数だけ追う」と、忙しさだけ増えます。
クレームを減らす価格表示
Yahoo知恵袋では「なぜ店頭より高いのか」「サービス料は誰が払うのか」という質問が繰り返されています。
説明不足が、不信感に直結している状態です。
表示文は短く固定してください。
店頭と同価格で提供しています。配達品質維持のため一部メニュー構成を調整しています。
または
表示価格は税込です。デリバリーでは容器・配送関連コストを含みます。
現場で効く運用ルール
- 上位10メニューだけ週次で粗利更新
- 配達向けは「崩れにくい構成」を優先
- 低粗利単品はセット誘導を基本にする
- 英語メニューは税込総額を主表示にする
今週やること
- 上位10メニューの店頭/配達粗利を分離計算
- 英語・日本語の価格注記を1行で統一
- 低粗利メニューをセット化
- 週次レビューを固定化