ブログ

出前館『お店価格』時代の利益設計ガイド(2026)

店頭と同価格で売る方針に合わせるとき、どこで利益が削れるかを先に可視化。小規模店向けに、配達チャネル原価の再設計手順を解説します。

公開 2026年2月14日
·
更新 2026年2月17日
出前館 お店価格デリバリー価格設計原価計算飲食店利益テイクアウト
目次

「店頭と同じ価格で出したい。でも、残らない。」 この相談は、デリバリー運用の現場で増えています。

出前館の店舗向けページでも、 デリバリーを店頭・テイクアウトと同価格で販売する「お店価格」を推奨しています。

先に結論

  • 同価格運用をするなら、チャネル別に変動費を分けて管理しないと利益が見えません。
  • まずは1注文あたり変動費を算出し、必要売価を逆算してください。
  • 値上げより先に、セット構成と低寄与商品の整理が効きます。

先に確認する数字

  • 出前館: 「デリバリーでもイートインやテイクアウト価格と同じ値段(お店価格)での販売を推奨」
  • 経済産業省: 2024年のキャッシュレス決済比率は 42.8%

キャッシュレス比率が高い環境では、 決済手数料を無視した価格設計が崩れやすいです。

1注文あたり変動費を出す

デリバリー変動費 = 食材 + 容器 + 受注/配達関連費用 + 決済手数料 + 廃棄按分
必要売価 = デリバリー変動費 ÷ (1 - 目標粗利率)

例:

  • 食材 320円
  • 容器 35円
  • 受注/配達関連費用 180円
  • 決済手数料 25円
  • 廃棄按分 20円
変動費合計 = 580円
目標粗利率30%なら必要売価 = 580 ÷ 0.7 = 828.6円

店頭価格が780円なら、約49円のギャップが残ります。

同価格を維持しながら粗利を戻す3手

1) セットを再設計する

単品で薄い商品は、 高寄与サイドを組み合わせたセット導線に変える。

2) オプション導線を設計する

  • トッピング
  • ドリンク
  • 追加サイド

「本体価格」ではなく「注文単位粗利」で設計します。

3) 低寄与商品を入れ替える

回転が低く、包材比率が高い商品は入替え候補です。 同価格方針ほど、商品構成の影響が大きくなります。

今週やるチェックリスト

  • デリバリー1注文あたり変動費を算出
  • 店頭チャネルと粗利差を比較
  • 低寄与単品を3つ抽出
  • セット/オプション導線を作る
  • 2週間でチャネル別粗利を再確認

Sources(確認日: 2026-02-14)

よくある質問

お店価格とは何ですか?

出前館の案内では、デリバリーでもイートインやテイクアウトと同じ価格での販売を推奨する考え方です。

同価格にすると何が起きますか?

容器・受注関連費用・決済手数料を吸収できず、チャネル別の粗利差が拡大しやすくなります。

まず何を計算すればいいですか?

デリバリー1注文あたりの変動費合計を先に出してください。そこから必要売価を逆算できます。

店頭価格を守りながら利益を残す方法はありますか?

セット設計、オプション導線、低寄与商品の入替えで粗利を戻せます。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。