ブログ

チュロス専門店の原価管理|揚げ油とソースで利益が消える前に

チュロスは材料がシンプルに見えて、揚げ油とソースで原価が跳ね上がる。1本あたりの原価を固定するコツを、実例つきで整理しました。

更新 2026年2月18日
チュロス原価計算スイーツテイクアウト価格設定飲食店経営
目次

揚げたてのチュロスにシナモンシュガーをまぶして、チョコソースを添える——。お客さんの目が輝く瞬間ですね。

ただ、あの「揚げたて」がくせものです。揚げ時間が30秒長くなるだけで油の吸収量が変わるし、ソースを気前よく出せば原価はあっという間に跳ね上がる。チュロスは材料が少なく見えるぶん、管理の甘さがそのまま利益に直結します。

先に結論

  • チュロス原価の中心は生地・揚げ油・ソースの3つ
  • シナモンシュガーも地味に積み上がるので計上する
  • ソースは無料提供せず、有料オプションで管理する
  • 持ち帰り用の包材(紙袋・トレー)も原価に含める

基本の計算式

チュロス原価 = 生地 + 揚げ油 + 砂糖/シナモン + ソース + 包材
原価率 = 原価 ÷ 税抜売価

なぜ原価が崩れるのか

チュロス専門店でよく見る原価ブレは、だいたいこの4パターンです。

  1. 生地の仕込み量と本数が合わない——1バッチで何本取れるか決めていない
  2. 揚げ時間が長くなり油吸収が増える——忙しい時間帯ほど油が劣化して吸いやすくなる
  3. ソースを無料でたっぷり出す——チョコソース20gで35円。毎回おまけすると月数万円
  4. 持ち帰り包材を原価に入れていない——紙トレー+袋で15〜20円は見えないコスト

原価例(1本あたり)

構成目安原価
生地70g55円
揚げ油1本分25円
砂糖/シナモン10g8円
ソース20g35円
包材1セット15円
合計138円

税抜売価420円なら原価率は32.9%。ソースを無料で増量すると、あっという間に38%を超えます。


価格設計のコツ

  • ベース価格はシナモンシュガーのシンプル味で設定する
  • チョコ・キャラメルなどプレミアムソースは**+50〜100円**
  • 追加ソースは必ず別料金にする
  • ドリンクとのセット販売で客単価を上げる(ソースではなくドリンクで利益を取る発想)

今週やること

  • 生地1バッチの仕込み量と本数を記録する
  • 揚げ油の交換頻度と月間コストを計算する
  • ソース量を計量カップで固定する(目分量をやめる)
  • 包材の単価を確認し、原価表に入れる

KitchenCostなら、チュロスの生地・油・ソース・包材をまとめて原価計算できます。

よくある質問

チュロス原価で一番ブレるのは?

揚げ油とソースです。油は1本あたりの吸収量が揚げ時間で変わりますし、チョコソースは20gで35円前後かかります。この2つを固定するだけで原価率が3〜5%安定します。

ソースは無料にしても良い?

おすすめしません。チョコやキャラメルのソースは1杯30〜50円かかるので、無料提供だと原価率が40%を超えることもあります。有料オプション(+50〜100円)で分離するのが安全です。

長さの基準はどう決める?

長さより重量で管理するほうが正確です。たとえば『1本=生地70g』と決めておけば、仕込み1バッチから何本取れるか計算できます。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。