「現金は減っているのに、手数料だけ増えている気がする。」
この感覚、たいてい当たっています。
日本のキャッシュレス決済比率は2024年で42.8%。
売上の半分近くが、手数料の影響を受ける時代です。
3分要約
- まずは
実効手数料率を出す - 一律値上げではなく、低粗利メニューから調整する
- 手数料は価格だけでなく、セット設計でも吸収できる
- 月1回の見直しをルール化する
まず計算する数字
実効手数料率 = 決済手数料総額 ÷ 売上 × 100
手取り売上 = 売上 - 決済手数料総額
ここを出すだけで、体感ではなく数字で判断できます。
簡易シミュレーション
- 月売上: 3,000,000円
- キャッシュレス比率: 60%
- 決済手数料率: 2.8%
対象売上 = 3,000,000 × 0.60 = 1,800,000円
決済手数料 = 1,800,000 × 0.028 = 50,400円
月5万円の固定的な流出です。
この穴を放置すると、利益がじわじわ減ります。
価格へ反映する実務手順
1. 低粗利商品を先に調整
高粗利商品より、赤字化しやすい商品を優先します。
2. セット比率を上げる
単品値上げが難しい場合は、セットで粗利を確保します。
3. クーポン条件を見直す
無条件割引を減らし、客単価条件付きに変更します。
用語をかんたんに
- 実効手数料率: 店全体の売上に対して実際に出ていく手数料割合
- 手取り売上: 手数料を引いた後に残る売上
今週やること
- 直近1か月の決済手数料総額を集計
- 実効手数料率を算出
- 低粗利メニュー3品を選定
- 価格またはセット構成を小さく調整
- 翌週に粗利差を確認